うれしいプラスアルファ

「ちょっぴりものたりない・・」を解決するステキ食品たち。 ザックにしのばせておけば、きっと小さなしあわせにひたれます。

1,ロングライフ(パスコ)

保険の名前ではありません。菓子パンです。しかしただの菓子パンではありません。その名のごとく、なんと1ヵ月も日持ちします。それでいて保存料は使っていないというからオドロキ。製法と包装技術に工夫があるそうです。

しじみは食材をパッキングする時、「ひょっとしてお昼時に雨が降って、煮炊きができないかも・・」と思って、予備食に菓子パンをもっていくことがよくあります。

他にも「調理大失敗で食えたもんじゃない(泣)」とか「量が足りなくて小腹が減る」とか、様々な事態が想定されるため、保険としてのパンは、平和な昼食を保障するためにかかせないわけです。

とはいえ結局、無事おいしい昼食を作れてシアワセ満腹・・ということもまたよくあります。すると当然、パンは余ってしまいます。

今までの賞味期限の短いパンだと、「腐らせるよりは・・」と帰宅後に食べたくもないパンをムリヤリ食べたりしていました。これはけっこうシンドイ。
でもこのロングライフなら、そんな心配は無用。さらに数週間後の登山にもう一度持っていくことができるので、ムリしなくてすみます。

またこのロングライフは買い貯めができるため、「登山前日に仕事が忙しくて、遅くなってからパンを買いに行ったら全部売り切れていた」「店が閉まっていた」などの悲しい事態も防げます。味も普通のデニッシュパンと遜色なく、まさにハイカーのおやつにうってつけのパンと言えましょう!

このようにたいへん便利なパンなのですが、「その日持ちを活かして、長期登山の予備食に・・」というのは、避けた方が良さそうです。なぜって?長期登山の巨大なザックの中で、こうした菓子パンを潰さずに持ち運ぶのは難しいからです。袋に穴でも空こうものなら、その場で食べないといけません。かといってタッパーに入れたりするとかさばるし・・やはり日帰り登山で、軽ザックの最上部に入れるのが一番です。

でも皮肉なもので、このロングライフを買った時に限って、ハードな登山でお腹がすいたりして、すぐ賞味することが多いです(^^; )こういうことってよくありますよね?カップラーメンなんかも、災害非常食用に買ったはずが、食べたくなって翌日に開封してしまうことってありませんか?え?私だけですかそうですか・・。


2,ミニ透明パウチ食品 

昼食にラーメンなどのインスタント食品を作った時、具が「かやく」だけではさみしくありませんか?最近ではこういう時のトッピング用に、食材が少量だけ入ったパウチ食品が売られています(例えばキユーピーのサラダクラブ、はごろもフーズのホームクッキング・パウチなど)。1人または2人ぐらいの料理にピッタリで、コーン、うずら卵、貝柱フレークなどの定番から、ザーサイやピクルスといった変わり種もあります。

昔ながらの缶詰と比較してみると、重量的にはもちろん缶詰より軽いけど、1個や2個ではそう変わらないかも・・。でもゴミがかさばらないのと、手を切ったりしない点が、缶詰より少し便利です。ただこのパウチ食品もパンと同じように、長期登山ではザックの底で潰れやすく、どちらかというと日帰り登山向きです。長期登山は缶詰の方が安心ですね。まあパッキング次第ですが・・。


中華春雨スープにザーサイを入れるぞ、の図

しかし何といっても、このパウチ食品の注目すべき点は種類の豊富さ。ブラックオリーブだのレッドキドニーだの、食べたことのない謎の食品もあります。いろいろ試してみるのも面白そうです。
個人的に気に入ったのが「ガルバンゾ(ひよこ豆)」。「これ食べて午後の登山もガルバンゾ」とか言ってみたくなりませんか?え?言いたくないですかそうですか・・。




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