広口魔法瓶（サーモス）
＝RISE（キャプテンスタッグ）＝　　　　　vol.3

---

「この人は２５歳にもなってなんでこんなことに熱くなれるんだろう」

Ｐさんは引き気味にしじみを見ていました。どうやら前回の登山で言ったことなどすっかり忘れたらしいです。そんな目で俺を見ないでくれー。

でも、でも、彼女も食べてみて「おいしい」とほめてくれたし、カレーは全部きれいに食べてくれたし、ねえ、これって成功だよね。成功だよね・・。（フェードアウト）

・・まあそんなわけで( ^-^；)、広口魔法瓶はしじみのとっておき山道具に加わりました。これにより山料理のレパートリーがかなり広がったのは冒頭の通り。

そしてこいつには、他にもこまごまとしたメリットがありました。

• 昼食で発生した生ゴミはこれまでゴミ袋に入れて持って帰っていたが、臭う上に、袋が破れると悲惨なことになっていた。しかし空いた魔法瓶に生ゴミを放り込んで密封すれば、臭わず汁も漏れないで安心。
• ガスストーブの出力がかなり落ちる冬場、ラーメンなどで大量に湯を沸かす場合は、あらかじめ魔法瓶に熱湯を詰めて持っていけば、調理時間が短縮できる（というか、そうしないと沸騰までかなり時間がかかってしまう）

まったくもって素晴らしい道具です。なのにあまり売れているようにも見えません。どうもこの商品、コップのようにそのまま口を付けて冷たい飲み物が飲めるというのをウリにしているようです。カレーを詰めるなどという頭の沸いた用途は説明書のどこにも書いてありません。しかし、氷の入った冷たい飲み物をコレで一気飲みすると、ギンギンに冷やせるだけに速攻で腹を壊しそうで、そのへんが人気のでない一因かも。メーカーさん、ぜひ用途の再考を・・。