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毒液吸い出し器
=ポイズンリムーバー(ドクターヘッセル)=
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以前「山の動物」で少し書いていた、ヘビ・ハチ毒対策用の救急器具です。デンマークのヘッセル博士とかいう人が開発したものだそうです。
このヘッセル博士、製品パッケージの裏に写真が載っているのですが(著作権?の問題で転載はしません)、発明品であるポイズンリムーバーの性能を説明するために自らすすんでハチに刺されるという、すごいマゾなお方です。ガマの油と同じような実演販売が外国にもあるとは思いませんでした。
器具の仕組みは、「針のない採血注射器」と思えばいいです。傷口に吸引口をあててレバーを引くと内圧が下がり、毒を吸い出してくれるわけです。
注射器と違う点は、まず片手で使えること。傷口が手の届きにくい背面だったり、あるいは手そのものに傷口がある場合、これは重要なことです。
もう1点は、吸引口が大口径なので、ヘビの咬み傷などの比較的大きい傷でも対応できること。逆に指先などの局所の場合は、吸引口を裏返して小口径を使います。
大口径
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小口径
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うーん、なんだか解説していると使いたくなってくる・・ヘッセル博士の気持ちが分かります。今度蚊に刺された時にでも試しに使ってみようと思います。血が余計に出るだけだけど・・。
ちなみにこの器具は応急処置用なので、処置した後はすぐ病院へ!患者は原則として自分で歩いちゃだめですよ!運動すると毒が早く回ります!
このポイズンリムーバー、メーカーは外国で、日本では飯塚カンパニーという輸入商社が扱っていますが直売りはしていないようです。でも大手登山具店ならたいてい置いていると思います。通販してるところもたくさんあります。
余談ですが、しじみのオカンはこの器具を大人のおもちゃの一種だと思い、息子の不在中に部屋で見つけて複雑な心境だったそうですよ!もう少し息子を信じてほしいですね!だいたいこれをどうやって使えと
おまけ:最近のマイブーム
これじゃあ信じてもらえないわけだ・・。