油日岳・那須ヶ原山/2004.3.21 

遠大なる「
鈴鹿スペシャル」のスタートは鈴鹿の南端、油日岳から。といっても当初は縦走なんて考えておらず、ルールも何もなくて、いきなり
三重県の余野公園から登っています。しかも谷道から油日岳にとりついています。だって稜線に道がないから・・。しょっぱなから
言いわけ満載ですがよろしくお願いします。
塩野義ラボラトリーの裏手から東海自然歩道の分岐を越え、薄暗い谷道を詰めていきます。油日岳にはあっけなく着きました。頂上に近づくと、何やら騒がしいです。なんと幼稚園児が30人ばかり、いかにも遠足という風情で、お弁当を広げて頂上一帯を占拠しています(彼らは油日川のルートから登ってきたのでしょう)。我々もここで昼食の予定だったのですが、
何このマジ装備のお兄ちゃんたちみたいな目でいっせいに見られたので、そそくさと逃げだして縦走路に入りました。
さっさと那須ヶ原山に着いて昼食・・と思ったのですが、この縦走路が思いのほか険しく、急角度のアップダウンが何度も続いてかなり苦戦しました。
山岳保険の対人賠償の項で書いた、Mの顔面にこぶし大の落石をヒットさせかけた事件が起こったのも実はココ。Mはよくこんな人間凶器と一緒に鈴鹿を縦走しようなどと思ったものです。
空腹でお腹をグウグウいわせながら、那須ヶ原山に到着。山頂には小さな石室があります。これは「那須ヶ原神社」なのだそうです。鳥居も境内もありませんが、ドラクエの祠みたいな小ぢんまりした雰囲気が好きです。

石室前で記念写真。当時の写真はあまりないので懐かしいです。この頃は腹が出ていたなあ・・服装もダサダサだったなあ・・今も何一つ変わってないけどな。
山頂付近で遅い昼食をとり、帰りは往路と違う道をとろうということで、東海自然歩道に向かう分岐を降りてみました。ところがこの道、前半は平坦なものの、途中から崩落しまくりの難ルート。しじみの頭に「鈴鹿=こわい」の定理を刻み込む最初の悪路となりました。
滑って転んで落っこちて、もう鈴鹿はイヤダイヤダと駄々っ子のようにゴネまくってMを困らせたものですが・・そのくせ一ヶ月もたたないうちに、我々は続きの縦走ルートにとりついていました。鈴鹿よりも、そんなあやし上手のMがこわいです。
那須ヶ原山・高畑山/2004.4.11 

